今朝、突然の訃報が入ってきた。
安里も小さいころからお世話になってる、沖縄水産高校の裁監督がなくなったとのこと。
うちの父が豊見城高校野球部だったこともあり、それからのお付き合い。
安里は生まれてからずっと、裁監督の娘さんのおさがりの絵本をもらったりしてお世話になってた。
そして弟２人も沖縄水産へと進み、家族でお世話になったのです。
うちの父も３年半前、天国へいったので、今頃は２人でキャッチボールをしているのではないかと。
御冥福をお祈りします。そして、たくさんのやさしさをありがとうございました。

理論的指導の草分け　県球界レベル向上に貢献（琉球新報より抜粋）

８日、死去した栽弘義沖縄水産高校監督は、県外の大学で学んだ指導者の先駆けとして沖縄の高校野球に理論や技術論に裏打ちされた指導法を持ち込み、県内球界全体のレベルの底上げに貢献した。甲子園出場の実績とともに県内外からその指導力を高く評価されていた。糸満市出身。糸満高校から中京大学に進み、コーチ学などを学んだ。　１９６４年に大学卒業後、小禄高校に保健体育教諭として赴任し、野球部監督に就く。７１年に豊見城高校に異動し、７５年の選抜大会に初めて出場。赤嶺賢勇（巨人）の好投などでベスト８まで進む。７７年、７８年には好打者・石嶺和彦（阪急―阪神、現・中日打撃コーチ）らを率いて春・夏４季連続出場を果たした。
　８１年、沖縄水産に移り、８４年からは５大会連続で夏の大会に出場。「沖水時代」を築き上げる。９０年には神谷善治投手（沖縄電力）、９１年には大野倫投手（巨人―ダイエー）を擁して夏の大会２年連続準優勝を果たす。「栽野球」を学ぼうと沖縄に足を運ぶ県外の指導者もいた。
　プロ野球で活躍する多くの選手を育て上げた。沖縄初のドラフト１位指名の比嘉良智（ロッテ）、新里紹也（ダイエー―近鉄）、平良幸一（西武）、上原晃（中日―広島―ヤクルト）、新垣渚、稲嶺誉（以上現・ソフトバンク）、徳元敏（現・楽天）、相原勝幸（現・ロッテ）、大城祐二（現・阪神）らがいる。
　２００２年３月に定年を迎えたが、その後も監督として学外から沖縄水産の指揮を執り、沖縄県高校野球連盟の学識経験者理事も務めていた。